雇用環境にも対応

終身雇用などの問題に伴い、採用や退職などにまつわる労使トラブルのリスクも高まっています。こうした現状に経営者が適切に対応するには、関連法規等を熟知した専門家の助力が必要です。 そんなときに頼れる味方となってくれるのが、社会保険労務士です。社会保険労務士は国家資格を持った人事・労務管理のエキスパートです。雇用をめぐる紛争等が発生した場合は専門的な立場から有力な解決策を提案してくれるばかりでなく、顧問として定期的な相談の機会を設ければ、紛争等の発生を未然に防ぐためのさまざまなサポートを受けることもできます。

社会保険労務士の行う主たる業務は、健康保険・厚生年金・労働保険等に関する書類等の作成及び手続き代行、並びに社会保険及び労務管理全般に係る指導及び相談対応です。すでに述べたように、最近ではこの指導及び相談対応の業務に占める割合が非常に大きくなってきています。就業規則の作成や変更、賃金制度の設計、福利厚生制度の改廃、職場のセクハラ・パワハラ対策など、人事・労務に関わるさまざまな課題についてアドバイスを提供し、生産性の向上や労働環境の改善に係る支援を行います。 また、2007年からは特定社会保険労務士という制度がスタートしています。これは、必要な要件を満たした社会保険労務士については一定範囲内の労使紛争に関し、解決手続きのための代理人になれるというものです。つまり弁護士にも似たサポート活動ができるということになります。